漁師さんのお話 浅利編



博多湾ではアサリが旬です。

6月、ぷっくりとよく肥えた山吹色の身は旨みたっぷり。

味は勿論ですが!織物のようなひとつひとつ違う模様にも見惚れてしいます。

浅利は春っていうイメージありますよね? 4・5月の大潮が陽気も良く1年の中でも良く潮が引く時期で産卵に向けて身が入りだすので、潮干狩りには最適なんですが、、、味として成熟してくるのは6月だと漁師さんに教えてもらいました。(もちろん地域差もありますが) 7月、8月になるとアサリの身は色もさめてきて、身の膨らみも無くなってきます。 6月の身が肥えた山吹色は特有の濃厚さがあり極旨のサインです。

どんな料理も浅利のチカラで旨味がアップ!いろんな料理に挑戦しようと思いつつ

たいていシンプルに貝汁やワイン蒸し^^; 浅利をストレートに味わえるから好きです。 秋にまた産卵がありますが、

資源を育てるために姪浜の漁師さん達は10月から3月までは禁漁だそうです。


「なんでこんなに美味しいんですかー」って聞いてみたところ 「味の良さは海底の砂と泥のバランスが良いからだと思います。

サラサラの砂だけだとアサリは育たないし、泥化が強いと育っても泥臭い味になるし、

ヘドロになるとアサリが死にます。

そう言う意味で博多湾はアサリが成長しやすく栄養を吸収しやすい土壌なのかな。

室見川は秋や、春の産卵、着床、稚貝までは順調に育つ土壌ですが、梅雨の雨で泥を被り大半がそれで死んでしまうことも多々あるんですよ。

海での活かし込み(収穫後しばらく海で生かして砂を抜き)も美味しい要素の一つかもしれませんねー」と。


また漁師さん達は博多湾のお掃除や環境作りも日々されてるんです!

アサリの生育にとって1番重要な育つ土壌。(野菜と同じですね)

その環境を作る為に月に数回船に専用の機具を付けて海底を耕されています。

それによって土壌の硬化を防ぎ、アサリが呼吸できる状態を作っているんです。

アサリの害敵になるツメタガイやヒトデなどを取り除いたりと、自然の海を相手に

日々たくさんの作業をされてこその美味しい海の恵みです。

「アサリには水を浄化させる作用があるので、

アサリの生息は博多湾の為にも一役かっているともいえますね。」と

漁師さんの浅利に対する敬意も感じます。


ブルーや白や黄色の美しの浅利たち

ひとつひとつ違う色も火を通すと色は変化して全て茶色に(笑) 「生きてる時は個性いろいろ、成仏したら皆同じ」


食もまた哲学です。


© sakanagumi

サカナグミ

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